本のガイドブログ~貴方の気分に添える本をご紹介~

年間数百冊×年齢(アラフィフ・・・)を読破してきた不二ちゃんことワタクシが楽しい気分、泣きたい気分、感動したい気分、家族愛な気分などそれぞれに合った気分の本を独断でご紹介いたします。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

うらぼんえ~死してなお孫を想う祖父の愛に号泣~

浅田次郎「うらぼんえ」高倉健さん主演の映画の原作本である 「鉄道員」の中に収められいる短編小説。気風の良い江戸っ子のおじいちゃんの愛に涙が止まらなくなります。あらすじちえ子は幼少期に両親が離婚し、どちらも引き取りを拒否したため、 祖父母の養…

壬生義士伝~家族のために分を全うした男の生きざまに号泣~

浅田次郎「壬生義士伝」第十三回柴田錬三郎賞受賞作品。中井貴一さん主演で映画化もされました。この物語に出てくる男たちは、主人公の言葉を借りると、 それぞれの分を全うしておりとにかく格好いい!今までで一番泣けた作品です。 あらすじ慶応四年、大阪…

魚住くんシリーズ・メッセージ~余りにも切ない少女の運命に涙~

榎田ユウリ「魚住くんシリーズ・メッセージ」榎田ユウリさんの魚住くんシリーズ全5巻のうちの第3巻「メッセージ」題名のメッセージの意味が分かるとき思わず号泣してしまいます。榎田ユウリさんはBL作家さんで、この魚住くんシリーズも BLの部類に入りますが…

ジェノサイド~ハリウッド映画のようなスケール間にページをめくる手が止まらない~

高野和明「ジェノサイド」 2012年このミステリーがすごい!1位作品。 惜しくも受賞は逃しましたが、第145回直木賞の候補にも挙がりました。途中、目を背けてしまいたくなるほどの虐殺場面などもありますが、 どういう結末になるか読む手が止まらなくなります…