本のガイドブログ~貴方の気分に添える本をご紹介~

年間数百冊×年齢(アラフィフ・・・)を読破してきた不二ちゃんことワタクシが楽しい気分、泣きたい気分、感動したい気分、家族愛な気分などそれぞれに合った気分の本を独断でご紹介いたします。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン~見返りを求めない母の無償の愛に涙~

リリーフランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 カンヌ映画祭で金賞を取った「万引き家族」に主演、今や役者としても活躍している リリーフランキーさんの自伝小説です。2005年に本屋大賞もとり何度も映像化された作品。映画は母親役を演じた…

おバカさん~どこまでもおバカさんな男の大きな愛に涙~

遠藤周作「おバカさん」 私が中学生の頃(かれこれ30年以上前・・・)に初めて遠藤周作さんの 小説を手に取ったのがこの「おバカさん」です。題名からは想像できないシビアな物語です。 あらすじ 時代は戦後くらい。東京にある兄妹が住んでいます。 兄はのん…

塩狩峠~信仰に殉じた男の自己犠牲に胸を打たれる~

三浦綾子「塩狩峠」高校生の時に読んだ本。実際に起きた事件の実話をもとにしています。私自身もキリスト教の学校に通っていたので、ここまで信仰を極める主人公に 感銘を受けたことを思い出します。あらすじ明治時代。 東京の本郷に生まれた永野信夫は母は…