本のガイドブログ~貴方の気分に添える本をご紹介~

年間数百冊×年齢(アラフィフ・・・)を読破してきた不二ちゃんことワタクシが楽しい気分、泣きたい気分、感動したい気分、家族愛な気分などそれぞれに合った気分の本を独断でご紹介いたします。

なりたい気分になれるおススメな本をご紹介します!

感動?ハラハラ?どんな本をお探しですか?映画やドラマを見て感動したり、ハラハラしたりするのも良いですが、 本は自分の頭の中のスクリーンを作り出せるので、 自分が主人公になるのも良し、お気に入りの俳優を想像して読むのも良しの 自分だけの映像が作…

永遠のゼロ~真の強さに号泣します~

百田百樹「永遠のゼロ」は愛を貫く真の男の強さに号泣岡田准一さんの主演で映画化もされた作品。あらすじ弁護士を目指す大学生・健太郎は祖母・松乃の四十九日で祖父・賢一郎から自分が本当の祖父でないことを告白される。祖父は第二次世界大戦で夫を失った…

博士の愛した数式 ~疑似家族にあふれる静かな愛に涙~

小川洋子「博士の愛した数式」は静謐な人間愛に涙します 寺尾聡さん、深津絵里さん主演で映画化もされました。あらすじ主人公の博士は80分しか記憶が持たない‘前向性健忘’という病気に侵されていますが、 その特殊性とは別に、淡々と静かにシングルマザーで…

半落ち~家族を失った男の愛に涙~

横山秀夫「半落ち」は真実を語ることがない男の愛に涙。たまたまですが、こちらも寺尾聡さん主演で映画化されました。あらすじ元警察官の主人公・梶が2日前に妻を殺したと、自首したところから物語は始まります。梶は愛する妻がアルツハイマー病にかかり、 …

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン~見返りを求めない母の無償の愛に涙~

リリーフランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 カンヌ映画祭で金賞を取った「万引き家族」に主演、今や役者としても活躍している リリーフランキーさんの自伝小説です。2005年に本屋大賞もとり何度も映像化された作品。映画は母親役を演じた…

おバカさん~どこまでもおバカさんな男の大きな愛に涙~

遠藤周作「おバカさん」 私が中学生の頃(かれこれ30年以上前・・・)に初めて遠藤周作さんの 小説を手に取ったのがこの「おバカさん」です。題名からは想像できないシビアな物語です。 あらすじ 時代は戦後くらい。東京にある兄妹が住んでいます。 兄はのん…

塩狩峠~信仰に殉じた男の自己犠牲に胸を打たれる~

三浦綾子「塩狩峠」高校生の時に読んだ本。実際に起きた事件の実話をもとにしています。私自身もキリスト教の学校に通っていたので、ここまで信仰を極める主人公に 感銘を受けたことを思い出します。あらすじ明治時代。 東京の本郷に生まれた永野信夫は母は…

うらぼんえ~死してなお孫を想う祖父の愛に号泣~

浅田次郎「うらぼんえ」高倉健さん主演の映画の原作本である 「鉄道員」の中に収められいる短編小説。気風の良い江戸っ子のおじいちゃんの愛に涙が止まらなくなります。あらすじちえ子は幼少期に両親が離婚し、どちらも引き取りを拒否したため、 祖父母の養…

壬生義士伝~家族のために分を全うした男の生きざまに号泣~

浅田次郎「壬生義士伝」第十三回柴田錬三郎賞受賞作品。中井貴一さん主演で映画化もされました。この物語に出てくる男たちは、主人公の言葉を借りると、 それぞれの分を全うしておりとにかく格好いい!今までで一番泣けた作品です。 あらすじ慶応四年、大阪…

魚住くんシリーズ・メッセージ~余りにも切ない少女の運命に涙~

榎田ユウリ「魚住くんシリーズ・メッセージ」榎田ユウリさんの魚住くんシリーズ全5巻のうちの第3巻「メッセージ」題名のメッセージの意味が分かるとき思わず号泣してしまいます。榎田ユウリさんはBL作家さんで、この魚住くんシリーズも BLの部類に入りますが…

ジェノサイド~ハリウッド映画のようなスケール間にページをめくる手が止まらない~

高野和明「ジェノサイド」 2012年このミステリーがすごい!1位作品。 惜しくも受賞は逃しましたが、第145回直木賞の候補にも挙がりました。途中、目を背けてしまいたくなるほどの虐殺場面などもありますが、 どういう結末になるか読む手が止まらなくなります…